スクールきると情報(お知らせ)
2回生企画活動~すったもんだの京都旅~
10月7日(木)神戸動物王国に行きましたとご報告するはずでしたが、なんと休園日!!!
そこでJR伊丹駅に集合した皆さんに状況の説明をし、行先を変更することに・・・
「須磨水族館!!」「王子動物園!!」となじみの場所が上がりました。それから「金閣寺!!」レアな場所も出たところで話し合い。結果「金閣寺に決定!!!」
 
それぞれが自分の持っている知識・経験を存分に発揮し、中にはみんなの話を聞くことや、じっとその場にとどまるなどの課題に頑張って取り組んだ人もいました。そうして全員ができることを精一杯していき、場所の決定まで自分たちの力で進められました。プロセスをそばで見守っていたも支援員も実行しないわけにはいきません。時間足りるかしら?不安?
そうと決まれば出発~~!!!
まずは大阪駅を目指しました。
しかし、電車に乗ったとたん、「トイレ~~~」との声が・・・大阪駅でみんなそろってトイレに・・・
そして、京都を目指しました。
しかし、時間が足りるかドキドキの支援員!!!そして昼食場所の選定に支援員は電車の中でもスマホとにらめっこ。あっという間に京都に到着してしまいました。
皆さんの企画活動なので、支援員が決定しては、意味がありません!!どうしますか?とご相談させてもらったところ、京都で食べる~~~となり、みんな揃ってラーメン屋さん!!!ここでもマクド希望者がいましたが、集団行動、マクドは土曜日にするのこと。自分の気持ちに折り合いをつけられたことに大きな成長を見てとても温かな気持ちになりました。
それぞれ食べたいものを注文し、食事を楽しみました。

お会計の時・・・上手にできるかな。支援員見守りの中、一人ひとりお支払い。なんなくクリア~。さすがですね。
ここでかなりの時間を費やしてしまい、金閣寺は断念。しかし、皆さんはえ~と言いながらも次の行動に興味津々。またまた相談タイム⏰京都タワーに決定。もちろん地下から京都タワーまで皆さん主導で進みます。

生 徒:どうやって行くん?わからん!!!
支援員:聞いてみる?
生 徒:誰に?
支援員:道歩いてる人!!
生 徒:え========Σ( ̄□ ̄|||)あかんねんで!!知らん人に聞いたらあかんと習ったもん。
支援員:じゃ~どうしよう?
生 徒:駅員さんに聞こう!!!
と元来た道を戻りますが、道に迷っている様子。
支援員:上にヒントあるかも・・・
生徒:あっ、書いてる(道案内の道しるべに気づくことが出来ました)
JR京都駅に向かう途中、地下から地上へあがっていました。
そこで一人が『あった~~!!!あれや』と京都タワーを見つけることが出来ました。


京都タワー展望台の入り口も、おたべの販売員さんに聞いて、迷うことなく到着。
お天気も良く眺めは最高。望遠鏡を眺めながらワイワイガヤガヤ。
その後は大好きおやつタイム。スタッフおすすめのお店へ・・・しかしおやつより女子は買い物に行きた~い。との声もあり自由行動に。
アイスクリームを食べたいし、買い物も行きたいしてんやわんやの女子チーム。
男子チームはゆったり、ソフトクリームを堪能。一人は金箔のついたソフトクリーを注文されました。将来大物になるかも!楽しみです。








変更に変更と大変な中、自分たちで相談し決定していった1日。誰一人、輪から外れるこ
となくみんなの意見を聞きながら進めた1日でした。
帰り着くまでが企画活動です。
気を引き締めていきましょう。
もちろん、ここも生徒の皆さん先導で!!『え~わからん!!!帰られへんもん』との声も。



ではまず、大阪駅に行こうと提案。



その後は大阪駅で乗り換え。不安かなと心配する支援員をよそに、みんな電光掲示板に釘付け。こっち!!!とリーダーになりたくて日々努力を重ねる方がみんなを誘導されます。支援員も間違っていないかと確認をしながらも、みなさんの行動を見守ります。
自分で帰れる方は支援員に報告しつつ自分の最短ルートで帰宅の途へ着く方もいらっしゃいました。

今日一日、何度『こっちのほうが早いよ』や『あ~間違ってるかも』と口を出したか
ったか!!それを、グッと我慢をし、皆さんの力を信じ見守ります。
何度かウロウロする場面もあったけれど、みんなの力を合わせて乗り越えることを証明してくれた2回生。スクールではまだまだ一人ずつ、危なげな時も、衝突することも、泣いちゃうことも、気持ちを伝えられなくてイライラすることもあるけれど、それぞれが力を出し切り、過ごせた1日だったと思います。お疲れ様でした!!!
 
スクールでは後日、カリキュラム内で、今回の振り返りをしました。みなさん楽しかったとの声が。人のダメなところや課題にはすぐ目がいくけれど、それぞれの頑張ったところや成長をお互い確認しあえる良い時間を過ごせました。これからもこのクラスでお互いを認め合い、支えあえる、そんな温かなクラスになってほしいなと改めて感じた支援員でした。
 
文:安堂 麻子
 
 
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